オタクとしてこれだけは言っておきたい

オタクが結婚するまでのなんやかんや。

第九話 オタク、突然。

さて。
婚活をや~めよっかなーとしてた私ですが、その頃つまり彼氏さんとお別れしたわけでちょうど暇になったから、同期と飲み会したんですよ。

同期っても、なんかまだ結婚しない数人しか集まってくれないんだけど。
みんな結婚したら全然飲み会来なくなって誘うのも微妙になってしまった。
返信もくれないんだもの。ぷんすか。

まあいつものメンバーですよ。
女2に男3とかそれくらいしか集まらない。

その年は忘れもしない前田敦子AKB48から卒業した年。
飲み会の最中、同期の中のひとりがあっちゃんの卒業ドームコンが気になって東京ドームまで行ってみたとか言い出した。
私さ、そのコンサート入ってたんですよ。
えっ、ほんとに?!ってなるじゃないですか。

彼曰く、怪我をした時期にお出かけできないもんだからDVDとか借りて休みの日は過ごしてたそうで、
そしたらAKB48のDVDが面白かったんですって。

俄然盛り上がるじゃないですか。
だって生粋のオタクなんですものコチラは。

その頃秋葉原AKB48カフェって、公演映像見られたんですよ。
今はなんかちょっと違うみたいだけど。
私それ行きたくて、まぁ誘ったよね。

それが付き合うきっかけでした。大真面目。

それから映画見たり普通にご飯したり家で鍋パしたりしてなんかまぁ付き合うことになった。
もう付き合ってた時のことあまり思い出せないんだけど、最初から同期なんだから、普通に友達で、デートっていうか二人で出かけるみたいな感じだった。

それっぽいロマンチックなのとか苦手だし向こうもモテるタイプじゃなかったと思う。
スマートさのかけらもなかったし(笑)、だけどなんかいろいろ考えてくれてんのかなっていうのはわかったし、なんせ友達だから話すのに困らない。
婚活みたいに初対面じゃないんだもん。
すごく楽で、それが。

その代わりドラマや小説みたいなきゅんきゅんとかなかったよ。
すごく冷静だった。
いわゆる恋愛恋愛って感じではなくて、ただ、一緒にいるのが普通に思えた。

だから結婚するのも、普通。
劇的なこともロマンチックなプロポーズもなくて、普通で。

でも結婚することを深く考えてなさそうだったから突っ込んだけど。

彼「今言ったらいつ結婚できるの?」
私「は?!?!?籍入れるだけならいつでもできるけど式挙げるなら1年はかかるんじゃない」
彼「えっ、そうなの」
私「ゼクシィ買って調べてこいよ(怒)」

次の日だか次の週だかに
「ゼクシィ買ったよ\(^o^)/」みたいなメール来て私吹いたよね

基本的にいい奴。

なんでその人と結婚したのかって言うといろいろ理由はあるけど
私、人見知りだし警戒心も強いしコミュ障だから、会話が楽しくできるのってほんとに友達くらいなの。
それができる相手じゃないと毎日一緒にいるのキツイなって思った。
もしくは、会話なくても気まずくない相手。これはよく聞くけれども大切。
もう少し突っ込んで言うと、「この人に話を聞いてもらいたい!」と思った。
今日あったこと、笑える話、ムカついた話、悲しい話、何かあった時にこの人に話したいと思った。
私はそういう人とじゃないと遊ぶこともしないので、異性でこれが思えるのはもうこの人しかいないなと思った。

そんな感じなんです。

あとはまあ問題点があまりなかったかな。

そんなこんなでめでたく結婚できることになりました。

まだ続く〜